目的意識を持つ必要性とは?メリットや目的意識を持たせる方法などを解説

「従業員が熱意を持って仕事に取り組んでくれない」「やることはやっているが指示を出さないと動いてくれない」などといったような悩みをお持ちの経営陣・管理職の方は多くいらっしゃるでしょう。その悩みの原因は、従業員の目的意識にあるかもしれません。

今回は、従業員が目的意識を持つ必要性やメリット、従業員に目的意識を持たせる方法などをご紹介します。

目的意識とは

目的意識とは、自分の行動をどのような目的で行うのかを明確に自覚できていることを指します。仕事であれば、その仕事を何のために行うのかがしっかり理解できている状態といえるでしょう。

仕事に目的意識を持つようになると、目的達成のために日々の業務で何をすべきかが明確になり、目的達成に適切なアプローチを自発的に考えられるようになります。

モチベーション、やる気との関係

目的意識が高まると、同時にモチベーションややる気も高まっていきます。仕事におけるゴールを明確にイメージできるほうが仕事に取り組むモチベーションが高くなりますし、目的を達成した際に強い達成感を得られます。

目的意識を持つことの重要性

目的意識がない状態で仕事をすると、何のために仕事をしているのかがわからず、受動的な姿勢で仕事に取り組むようになります。結果、少しでも自分に不都合なことがあるとストレスになり、作業効率も落ちます。

一方、目的意識をしっかりと持っていれば、仕事に能動的に取り組むと共に大変なことがあったとしてもその先にある目的を認識できるため、従業員が納得して仕事を遂行できるようになります。

目的意識がある、ない

仕事で目的意識を持てない理由

従業員が目的意識を持てない理由はどこにあるのでしょうか。その理由を解説します。

クレドや企業理念が定まっていない

従業員が目的意識を持つ手助けとなるのがクレドや企業理念です。クレドや企業理念があれば、企業がどのような目的・方向性で企業活動を行っているのかがわかり、従業員が企業活動においてどのように貢献しているのかを認識しやすくなります。逆にクレドや企業理念がないと、何を目標に仕事を進めるのか、何のために仕事をしているのかがわからず、従業員の目的意識が芽生えにくくなります。

クレドについては以下の記事でも詳しく解説しています。併せてぜひ参考にしてください。

クレドとは?浸透させるメリットや作成・導入時の注意点について解説
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大企業を中心に浸透し始めている「クレド」という概念をご存じでしょうか。クレドを導入すると企業においてさまざまなメリットが得られるため、導入を検討する経営者・企画担当者の方も多いかもしれません。

失敗を恐れている

従業員が過去に失敗経験を持っており、それがトラウマとなって過度に失敗を恐れている場合は、自主的な行動を妨げる要因となりますし、目的意識を持ちにくくもなります。従業員が失敗を恐れないよう、失敗を価値にしていくような企業文化や風土を作り、従業員の自主的な行動をバックアップすると良いでしょう。

企業文化の変革、取り組み方については以下の記事でも詳しく解説していますので、併せてぜひ参考にしてください。

企業文化を変革する必要性とは?取り組み方や便利なツールを紹介
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企業文化とは、企業の永年の事業活動の中で積み上げられた価値観や行動の特徴のことです。競合他社との競争や企業戦略にも大きな影響を及ぼす重要なものです。働き方改革やDX化の推進などこれまでの価値観とは異なる新しい取り組みが企業に求められるなか、また「VUCA」と呼ばれる先行きが読めない時代を生き抜く力が求められるなか、企業文化にも時代の変化に合わせた改革が求められています。

仕事で目的意識を持たせるメリット

従業員が仕事に対して目的意識を持つと、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットを4つご紹介します。

モチベーションが向上する

仕事に目的意識を持つようになると、何のために仕事を行うのかがわかるようになると共に、目的達成のイメージが湧くため、仕事に対するモチベーションが上がります。そして、その目的達成の経験がさらにモチベーションを向上させるという良いループを生み出すようになります。

個々の作業効率が上がる

従業員の仕事に対するモチベーションが高まると、個々の作業効率が上がります。また、能動的に仕事に取り組むことで、作業を効率的に進める方法の発見や無駄な作業の見直しにも繋がりやすくなります。

職場が活気づく

目的意識を持つ従業員が増えると、彼らが同じ方向性で仕事を行うようになるため、目的達成に向けた議論が活発になる土壌が生まれるなど、職場が活気づきます。また、連携をとって仕事を行うようになるためチームワークも向上します。

軸がブレなくなる

仕事をしていると、さまざまな状況の変化が発生することがあります。その時、目的意識を持っていないと、仕事の方向性を見失い、知らず知らずのうちに当初の目的とは違った方向に進んでしまうでしょう。しかし、目的意識があれば最終的なゴールをイメージできるため、仕事の軸がブレることなく仕事を進められるようになります。当初の目的から外れてしまったとしても、方向性が定まっているためスムーズに軌道修正ができるようになります。

目的意識を持たせる方法

では、従業員に対してどのようにすれば目的意識を持たせることができるのでしょうか。

クレド、企業理念として目的を定める

クレドや企業理念は、従業員が自身の仕事の目的や方向性を確認するために必要な、いわば「羅針盤」として機能します。従業員が目的意識を持てるよう、クレドや企業理念の整備を進めましょう。クレドや企業理念を作る際は、従業員から見てどのような目的で仕事を行うのか、目標は何かがわかるように設定することが重要です。

習慣化することが大事

目的意識は、従業員に対して「目的意識を持ちましょう」と言うだけで持たせられるものではありません。自身の仕事にどういう意味があるのか、またその仕事の先にどのようなゴールがあるのかを考えるためには、ある程度の訓練が必要になります。一朝一夕で身につけられるものではないため、自身の仕事や目的について考えることを習慣化し、継続して取り組むことが大事です。

情報共有ツールで共有する

社内において目的意識を共有するためには、情報共有ツールの活用が効果的です。情報共有ツールを導入して情報を共有しやすい状態にすれば、一つひとつの仕事の目的を共有しやすくなります。また、社内におけるコミュニケーションの活性化にも繋がり、従業員が目的意識を持ちやすい環境作りができるでしょう。

従業員に目的意識を持たせるならQastの導入がオススメ

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従業員に目的意識を持たせるために役立つ具体的なツールとしては、ナレッジ経営クラウド「Qast」がおすすめです。Qastはシンプルな情報共有ツールで、誰でも簡単に情報共有を行えます。経営陣からクレドや企業理念を周知する際にも利用できますし、各従業員がそれぞれの仕事の目的を共有しあう際にも効果的です。

Qastを情報共有の場として活用すれば、社内コミュニケーションの活性化が図れるでしょう。また、Qastには投稿のスコアリング機能も備わっているため、各従業員の投稿のスコアを人事評価につなげることもできます。

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まとめ

今回は、従業員が目的意識を持つ必要性やメリット、従業員に目的意識を持たせる方法などを紹介しました。

従業員に目的意識を持たせるためには、クレドや企業理念の策定、仕事の目的を考えることの習慣化、「Qast」などの情報共有ツールの活用を行うことをおすすめします。Qastはクレドや企業理念の周知、また仕事の情報共有の場となり、目的意識の共有やコミュニケーション活性化に役立ちます。

従業員の目的意識改善をお考えの際は、ぜひQastの導入をご検討ください。

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