DX化の成功事例3つ紹介!推進のポイントやメリットも解説します
近年、多くの企業でDX化を推進する取り組みが広まってきました。少子高齢化による労働人口の減少やグローバル化など、昨今のさまざまな課題に対応するためには、DX化の推進が欠かせません。
今回は、DX化の成功事例と推進のポイント、メリットなどを解説します。本記事を参考に、ぜひ自社のDX化に取り組んでみてください。
目次
改めて「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは?
経済産業省のDX推進指標では、DX(デジタルトランスフォーメーション)は「データやデジタル技術を使って、新たな価値を創出していくこと」とされています。企業においてはITツールを活用し業務を効率化することがDXだと捉えられがちです。しかし、本来のDXは、デジタル技術を取り入れることで既存のビジネス環境を成長・飛躍させ、新しい価値を生み出すことまでを含みます。
DXの推進については以下に詳しくまとめていますので、ぜひこちらもご参照ください。
DX化成功の3つの事例
では、実際にDXに取り組み成功した事例にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、ナレッジ経営クラウド「Qast」を導入してDX化に成功した3つの事例を紹介します。
社内コミュニケーションが活性化された
JR東日本ビルテック株式会社様は、12の支店と60の事業所に分かれて約1,600人の従業員が在籍しており、横の繋がりに壁を感じていらっしゃいました。
そこで、社内コミュニケーションを改善するツールとしてQastを導入。操作性、機能がシンプルであることから従業員にスムーズに浸透し、Q&A機能等を活用して若手が質問しやすい環境の構築に成功しました。また、当初目的とした横の繋がりだけでなく縦の繋がりも強化され、社内コミュニケーション全体の活性化に繋がっています。
JR東日本ビルテック株式会社様の導入事例はこちら
業務の知識の全体共有化が進んだ
複数の鍼灸院、整骨院、整体院を展開しているスマイルアンドサンキュー株式会社様では、本部と各店舗で情報が点在していることが課題として浮上。伝達すべき情報が伝わっていない状況が頻発していました。
Qastの導入後は一対一の質問や情報共有が全体化され、業務情報や知識を各店舗への全体共有化ができるようになりました。結果として、どこの店舗でも患者様に最適なサービスを提供できるようになりました。
スマイルアンドサンキュー株式会社様の導入事例はこちら
グループ全体のナレッジ共有で社員の自己解決が促進された
丸井グループ様では、グループ内各社の垣根を超えた大規模な人事異動による社内問い合わせを減らすことが課題になっていましたが、既存のツールでは検索性が低く欲しい情報にたどり着くことができない状況にありました。
そこで、グループ内のナレッジをQastに集約して共有を促進。Qastを導入後は各部門ごとに設定されたテンプレートの活用により、情報の信頼性の担保や記載漏れの防止を実現しました。また、「とりあえずQastで調べる」が定着し、社員の自己解決が促進されました。
丸井グループ様の導入事例はこちら
事例から学ぶDX化推進のポイントとは?
DX化成功の事例を3つご紹介しましたが、ここでは事例をもとにしたコミュニケーションにおけるDX推進のポイントを解説します。
自社内の抱えている課題を見つける
DXを推進する際は、まず自社内の課題を洗い出すことが必須です。洗い出しが不十分だとDXの方向性を間違えたり効果が得られなかったりと、失敗の要因になります。コミュニケーションが盛んでない、質問がしにくいなど、自社にどんな課題があるかを洗い出すことから始めましょう。
導入するITツールは誰でも使えるものを選ぶ
導入するITツールのGUI、操作性は重要です。機能性が高く便利なツールでも、操作が複雑では従業員に浸透せず、形骸化してしまいます。ITツールを選ぶ際には、誰でも使えるシンプルなものを選ぶようにしましょう。IT関連部署などITリテラシーの高い従業員の部署などに導入する場合にはカスタマイズ性が高いツールを選ぶほうが効果的な場合もありますので、導入の前にデモを試し必要な機能を備えているかをチェックしましょう。
ITツール導入前後の効果を測る
ITツールを導入する際には、前後の効果測定を必ず実施しましょう。重要なのは、ツール導入で改善されたことだけでなく、新しい課題もしっかりと記録しておくことです。課題が解決できていないのであれば、使いやすさなどツール自体に問題があるケースもあります。効果測定をきちんと実施すればさらなる改善になり、よりDX化が進みます。
事例から分かるDX化のメリットとは?
ここでは、DX化成功の事例からわかる、コミュニケーションにおけるDX化のメリットを3つ解説していきます。
生産性の向上に繋がる
コミュニケーションのDX化が実現すると、社内外を問わずさまざまな情報の交換が容易になります。加えて、FAQの設置によって社員間のコミュニケーションにかかるコストが削減でき、これまで以上に効率良く業務に取り掛かれるようになります。
情報の共有・蓄積が容易になる
ホワイトボードや紙など物理的な媒体では共有した情報が蓄積されず、同じやりとりを何度も繰り返すことになってしまう場合がありますが、ツールを導入すれば情報の共有が容易になるとともに共有内容が蓄積されます。蓄積した情報はいつでも取り出せるため質問と回答の時間を削減でき、新入社員の育成も進みやすくなります。
従業員同士のコミュニケーションが活発になる
ツールの導入によって、所属拠点や部署の違い、出社・テレワークに影響されずに気軽にコミュニケーションを取れるようになります。所属をまたいだコラボレーションが進み、新しいアイデアが生まれやすくなるでしょう。従業員エンゲージメントを高める効果も期待できます。
従業員エンゲージメントについては以下で詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
QastがあなたのDX推進をお手伝いします
今回、Qastを導入した事例を基にDX推進のポイント、メリットなどを紹介しました。コミュニケーションにおけるDX推進にはナレッジ経営クラウド「Qast」が非常におすすめです。
Qastはクラウドツールのため、社内外を問わずどこからでも情報閲覧・共有が可能。また、シンプルな操作性で誰でも簡単に活用できます。情報共有面だけではなく、優れた検索機能やQ&A機能など、情報蓄積の面でも優れたツールです。
その他にもQastにはさまざまな機能が備わっており、組織のDX化と生産性向上に役立つでしょう。まずは資料請求からQastの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、DX化の成功事例と推進のポイント、メリットなどを解説しました。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、ITツールなどを活用し既存のビジネス環境を成長・飛躍させ、新しい価値を生み出すことです。自社内で抱えている課題を洗い出す、導入するITツールは誰でも使いやすいものにする、ITツール導入前後で効果測定を行うことなどが、その推進と成功には欠かせません。ぜひこの記事を参考に、ツールを上手に活用したDX化を実現させてください。
Qastラボ編集部では、これからの働き方において必要な"未来のナレッジマネジメント"について研究しています。 ナレッジ共有、業務効率化、経営戦略、コミュニケーションツールなどテーマ別に役立つ記事をご紹介します。