VUCA(ブーカ)とは?新しい時代を生き抜く企業になるための方法・ツールを解説

テクノロジーの進化やニーズの多様化が進む昨今では、未来を予測することが以前よりも困難になっています。そんな状況を表す「VUCA」という言葉がいま注目を集めています。

今回は、VUCAの概要や新しい時代を生き抜く企業になるための方法やツールをご紹介します。

VUCA(ブーカ)とは?

VUCAとは、変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity)の頭文字を取った略語で、社会環境が大きく変化し未来の予測がたてられない状況を表しています。もともとは1990年代の米軍内で「戦局の見通しが立てられない状況」という意味で使われていた軍事用語でしたが、2010年代にはビジネス用語としても利用されるようになりました。

変動性(Volatility)

Volatilityは「変動性」や「不安定さ」を表す言葉です。テクノロジーの進化、新型コロナウイルスの影響を受けた働き方やマーケティング手法の変化など、現代は大きな変動が頻繁に発生している状況を指しています。

不確実性(Uncertainty)

Uncertaintyは「不確実性」「不確定要素」を表す言葉です。少子高齢化による労働人口不足を見据えて働き方改革が推進されていますが、終身雇用制の崩壊やベーシックインカム導入など、今後の労働環境にはさまざまな不確定要素が含まれています。また、不確定要素は労働環境に限らず社会のさまざまな場面にも広がっています。

複雑性(Complexity)

Complexityは「複雑性」を表す言葉です。グローバル化が進んでいる昨今では、法律や文化、習慣、テクノロジーなどが複雑に関連しあっています。一つの事象に対して考える場合でも、その背景にあるさまざまな要因を考慮しなければなりません。

曖昧性(Ambiguity)

Ambiguityは「曖昧さ」を表す言葉です。現代では目で見ただけでは確認できない複雑で混然とした事象や概念が多く生まれています。そのような環境では物事に明確な線引きができず、状況が曖昧になっている場合が少なくありません。

VUCA時代に起こりえることとは?

では、VUCAの時代ではビジネスにおいてどのような状況が起こり得るのでしょうか。

VUCA時代に起こりえることとは?

これまでのスタンダードが崩れる

テクノロジーの進化やグローバル化による海外文化の流入などによって、これまでスタンダードであった常識が崩れる可能性が高まります。たとえば、以前は上司の承認を得るのに印鑑が必要でしたがワークフローによる処理のみでよくなる、といったような変化が生まれています。

将来の予測が困難になる

以前の日本では新卒で就職した企業で生涯働くことが一般的であり、結婚やマイホームの購入などといった将来の見通しが立てやすい時代でした。しかしVUCAと言われる現代では、環境問題や新型コロナウイルスなどの突発的な問題、終身雇用や年功序列制の崩壊、成果主義への変化など、個人においても社会全体においても将来の予測が困難となっています。

従来の考え方を覆す商品・サービスも登場する

携帯電話がスマートフォンへと進化を遂げたなど、従来の考え方を覆す商品・サービスも多く登場しています。たとえばUberEatsのような、これまでのBtoB、BtoCがスタンダードであった考え方を覆した「CtoC」の新しいサービス形態が生まれたこともその一つです。今後も従来の考え方から大きく変わる商品・サービスが生まれることが予想されます。

VUCA時代を乗り越えられる企業になるための方法とは

VUCA時代の影響は個人に限らずビジネスにも大きく関係します。VUCA時代を乗り越える企業になるためには、以下の4つの視点を持つことが必要となるでしょう。

ビジョンを明確にし従業員と共有する

VUCA時代においては、従来の考えに囚われず多様な価値観を持つ必要があります。その際に重要となるのが、従業員一人一人の自発性を促すことです。従業員が自発的に行動し声を上げることで、企業内に多様な価値観が生まれ活性化が進みます。従業員の自発性を促すためにも、経営陣が企業としてのビジョンを明確にし、従業員と共有することが必要となるでしょう。

アンテナを常に貼り新しい情報を収集・分別する

テクノロジーや価値観が目まぐるしく変化するのがVUCA時代の特徴です。時代の流れに取り残されないよう常にアンテナを張り、新しい情報を収集するようにしましょう。また、収集した情報を正しく分別し適切に取り扱うことも重要です。従来の価値観にそぐわないからといって頭ごなしに否定するようなことがないよう注意しましょう。

新しいことにチャレンジしていく

アンテナを張り入手した情報をもとに、新しいことに積極的にチャレンジすることも重要です。環境やニーズが多様化しているVUCA時代においては、どの方法が正解かを判断するのは難しいため、新しいことに積極的にチャレンジしPDCAをまわし続けることが重要です。

リーダーシップ能力の高い人材を育成する

現場単位でVUCA時代ならではの細かい変化に気付き、適切な対応をとっていくことも欠かせません。そこで求められるのがリーダーシップ能力の高い人材の育成です。自社環境にあわせて冷静かつ的確に対応できる人材を育てるためにも、人材育成には今まで以上に注力する必要があるでしょう。

VUCA時代で必要とされる人材とは

では、VUCA時代には具体的にどのような人材がビジネスパーソンとして必要とされるのでしょうか。

情報の収集・分別能力

VUCA時代では新しい情報が常にアップデートされるため、情報収集の重要性が高まっています。自分の業務だけに縛られず幅広い視野で情報収集を行う能力が求められるでしょう。また、情報は正しいものばかりであるとは限りません。収集した情報の正確性をきちんと確認し分別する能力も重要です。

迅速な対応力

VUCA時代は状況の変化のスピードが速く、有益な情報を入手していたとしてもすぐに対応ができなければ意味がなくなってしまいます。必要なタイミングで柔軟かつ迅速に対応できる能力の高さ、フットワークの軽さが求められます。

専門能力

収集した情報を的確に判断し迅速に対応するためには、判断の軸となる高い専門能力が必要になります。AIの登場やジョブ型雇用が進んでいる背景も踏まえ、自身の存在価値のもととなる専門能力を高めていく必要があるでしょう。

VUCA時代に重要とされる「OODAループ」とは?

VUCA時代に対応するうえで効果を発揮する取り組みとして挙げられるのが「OODA(ウーダ)ループ」です。Observe(観察)、Orient(適応)、Decide(決定)、Act(行動)の頭文字を取った略語で、市場や顧客ニーズなどの変化を観察・把握し、情報を的確に判断して適応、行動方針を決定し、行動に移すといった一連の流れを表しています。

OODAループはもともとアメリカ空軍において、いつ発生するかわからないテロへの対策として、指揮官の命令がなくとも現場単位で状況を見定めて行動に移す方法として提唱されたものです。将来を予測しにくいVUCA時代において、このOODAループはまさにビジネスにおいて迅速かつ正確な対応を実現する手法として注目を集めています。

VUCA時代に対応する第一歩としてQastを導入してみませんか?

Qast トップページ

VUCA時代を乗り越える企業となるためには、ビジョンの共有により従業員の自発性を促すこと、情報収集・分別を行い新しいことにチャレンジすること、リーダーシップ能力の高い人材を育成することが不可欠です。

この施策を推進するうえでおすすめしたいのが、ナレッジ経営クラウド「Qast」の導入です。Qastは情報の共有・蓄積に特化したツールで、ビジョンや収集した情報の共有に適しており、従業員間でのコミュニケーションを促進し自発性を高めます。また、社内で得られたナレッジを蓄積しておくことで従業員の育成にも活用でき、能力の高い人材の確保にも繋げられます。

VUCA時代に対応するための第一歩として、ぜひQastの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

今回は、VUCAの概要や新しい時代を生き抜く企業になるための方法・ツールを紹介しました。

VUCAの時代では、これまでの常識が崩れ将来の予測が困難になるとともに、従来の考え方を覆す革新的な商品・サービスが登場する可能性が高まります。企業としてVUCA時代を乗り越えるためには、ビジョンの共有による従業員の自発性を促す、情報収集・分別を行い新しいことにチャレンジする、リーダーシップ能力の高い人材を育成することが重要です。ナレッジ経営クラウド「Qast」の導入により従業員間でのコミュニケーション促進、自発性向上を図るなどしながら、VUCA時代を生き抜く企業力をぜひ身につけてください。

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